息子が小学校受験の対策に通っていた教室の実力テスト(年中5月)の問題を紹介します。
息子は年中の4月に小学校受験の準備を始めたので、1ヶ月程経った頃のテストです。
小学校受験用の問題を解くのも初めての状態から、少しだけ慣れてきた頃です。
今回は数の問題を紹介しますが、まだまだ一つずつ数えていました。
早くからお勉強をしているお子さんは、見ただけでわかるのかもしれませんが、特に何にもしてこなかった息子には地道に数えるように教えていました。
教室によって指導法は異なると思います。私が紹介したような解き方だとダメだと言われてしまうかもしれません。
いろんな方法を試しているがうまくいかない
どんな風に教えたらいいかわからない
こんな方の参考になればと思います。
数の問題
1問目(年中5月)
左の点と同じ数のもの右から見つけて点と点を結びましょう。(100秒)
配点・・・各2点×5
2問目
どんぐりの数が全部で10になるようにしたいと思います。あといくつ必要ですか?その数だけ右のお部屋に〇をかきましょう。
数の問題の解き方
「こんな問題、簡単じゃん!」という方は、スルーしてください。
1問目の解き方
この問題を見て、100秒で足りるかな?
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
全部数えると78個あるので、数えるのが遅いと問題が制限時間内に解くことができなくなる可能性がありますよね。
でも、全部は数える必要はありませんよね。
4問目まで解くことができれば、あと1問は残っている者同士を線結びしたら良いわけですから。
(4問目まで正解なら問題ないのですが・・・間違っていたら2問間違うことになります)
このような問題を解くとき、
- 上から解いていく
- 数の多いものから解いていく
- 数の少ないものから解いていく
- 目についたものから解いていく
1~4のどれがいいでしょう!
上から解いていきたくなりそうですが、できれば3.数の少ないものから解いていきましょう。
数の少ないものから解いていくと、数える間違いが少なくなりますし、最後に残るのが1番数が多いもの(●が10個の部屋)なので、数える数も減ります。
この問題なら、上から4段目の●が5個の部屋から数えるといいですね。
小学校受験の準備を始めて間もない頃は、正確に数えることが一番大切なので、1個ずつ丁寧に数えるようにするといいです。
制限時間が100秒だからといって、慌てて数えて全部間違うよりも、ゆっくり数えて2問できなくて3問正解の方がよっぽど良いです。
数え方は、下のように、チェックを入れながら、2度同じものを数えないようにしましょう。
2問目の解き方
引き算を習ったら、「10-4=6」とすぐに解くことができますが、未就学児はできません。
もちろん、公文やそろばん等を習っているお子さんは、一瞬で解けますが、うちの息子のような特に何の準備もしてきていなかったら、1から教えなくてはいけません。
どの問題についても同じですが、まずは具体物(おはじき等)を使って練習しましょう。
いきなりペーパーを解くのではなく、手を動かすことによって、巧緻性の練習にもなりますので、ここは大切です。
問題をよく聞いていないといけないぞ。
この問題の場合「左のどんぐりを数えましょう」だと2問目以外は答えが違ってくるぞ。
数え方のポイント
数え始める場所はどこからでも良いと思います。
でも、上を数えたり、下を数えたりと目に付いたところを数えてしまうと、数が多くなってくると、数え忘れが出る恐れがあります。
それを避けるためにも、下の図のように左上→右上と上から順番に数えるなど、自分ルールを作っておくと良いでしょう。
数の数え方レベルアップ
そして入試本番では、この問題の●5個の部屋は数えず、1目見て「5」だとわかるようになっていると思いますので、もっと時間短縮ができます。
ちなみに下図のようにサイコロの4・5・6の並びを覚えておくと、数えるのが楽になります。
このサイコロの並びを使うと、今回の問題の上から2段目は下のように「6(のかたまり)7、8」と数えることができますね。(数字のメモはしません)
でも、小学校受験の準備を始めて間もない頃は、地道に数えるように言ってあげましょう。
慣れてきて、時間との勝負になってきたら、このようなテクニックも必要となってくるでしょう。
この問題の平均点
この問題は、年中の5月に実施された実力テストの類題です。実際のテストの配点が10点で平均点は6点でした。
息子は平均点の6点でした。1問数え間違ってしまったようです。そうなると、この問題は2問間違うことになるので、満点の子と4点も差が開きますね。
数えるのは、正確にできるようになっておきたいですね。