小学校受験に受かる子と落ちる子の違い【行動観察の怖さ】

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お子さんが小学校受験合格を目指している方には、「何それ?知りたい」と言われそうなタイトルを付けてしまいましたが、ごくごく当たり前のことを書いています。 
でも、見落としがちなことかもしれないので、基本に戻る意味でも読んでみてください。

みみっく

ペーパーと行動観察がある学校は、ペーパーでトップの成績でも行動観察でNG行動をしたら不合格になるかもしれないぞ。
これが行動観察の怖いところだ

目次

息子が小学校受験の教室に通っている時、先生にこんなことを聞かれました。

先生

入試当日、試験官は何を見ていると思いますか?

さくら

えっ?試験当日?

先生

子どもを見ているのです

さくら

そりゃそうでしょ


でも、これって案外深い言葉なんです。
小学校受験は、1日でペーパー、行動観察の試験が行われ、別日に親子面接が行われることが多いと思います。
子どもたちがペーパーの試験を受けても、採点されるのは、受験者が帰った後ですよね。
つまり、みんなが必死で取り組むペーパーのお勉強は、入試当日には役には立たないということです。

ママさん

そうか、ペーパーと行動観察か同日だと、ペーパーの採点前に行動観察の評価が出てるんだ

A君

ペーパー、簡単だった!全部できた!

みみっく

自信を持つのは良いですが、ここで気が緩んで行動観察でとんでもないことをしてしまうかもしれないぞ

ママさん

それは困る!

みみっく

子どもにもペーパーがいちばん大切なのではないことを日頃から伝えておかないとな

それに、小学校受験におけるペーパー試験は、就職試験における一般教養と同じ位置づけであり、受験者は皆準備をしてきます。

ですから、そんなに差は出ないそうです。
ということは、やはり個別検査と行動観察での子どもの様子というのは、小学校受験にとって、重要となってくるのです。

 行動観察にはどのようなものがある?

  • 少人数グループで相談しながら絵を描く
  • 少人数のグループで積み木で遊ぶ
  • 少人数のグループで自由制作をする
  • 少人数のグループ協力してでゲームをする

など他にもパターンはあると思いますが、たいていの場合「少人数グループに分かれて、何かをする」だと思います。
では、息子が通っていた教室での行動観察の練習の様子を紹介します。
これは、受験の1年半前である年中の4月に行われた行動観察です。

  • 行動観察の減点対象にならないためにできることを紹介しています

【小学校受験の行動観察】不合格にならないために減点対象を知る

 風船運びゲーム

①スタートの線に立ちましょう

②ラケットの上に風船を乗せてコースを一周しましょう

③スタートまで帰ってきたら、手を使わないでラケットに風船を乗せましょう

④最後の人まで続けましょう

風船運びゲームの約束事

 ルールと約束事を口頭で説明されて、ゲームがスタートします。先生は、子どもたちの様子を下の基準でチェックしていきます。

約束事①歩いて風船を運びましょう
②風船を落としたらその場からやり直しましょう

風船運びゲームの学習態度

行動観察で態度面でチェックされるのは以下の内容です。

ルールの理解▢ルールの理解ができています
▢促されたり、周りの様子を見て行動します
▢ルールの理解ができていません
取り組む姿勢▢楽しく積極的に取り組んでいます
▢消極的なところが見られます
▢参加しようとしません
約束事守れます(①②)
守れません(①②)

 行動観察の息子の評価

学習態度☑ルールの理解ができています
取り組む姿勢☑楽しく積極的に取り組んでいます
約束事 守れます(①②

どんな子が高得点を取って合格することができるのか?

この風船ゲームは、年中の4月に行われたので、みんなで相談して何かをするといったことはありません。
入試が近づくにつれて、みんなで相談する課題が増えてきます。
年中の4月は、まだ小学校受験対策をし始めたばかりのお子さんも多いと思いますので、できないからといって悲観することはありません。
とにかく、先生に言われたルールと約束事をしっかり守っていたら良いでしょう。
この風船ゲームだと、約束事は「歩いて風船を運びましょう」とありますので、いくら楽しくなっても、他のチームに勝ちたいからといって走ってはいけませんね。
息子がこの課題をやった時は、

A君

風船は軽いから走ったら落ちるから走ったらダメだよ

と言えた子もいたようです。
こういった声掛けができる子は、ポイントが高いと考えられます。
そして、積極的に参加することは大切ですね。
「積極的に」というのが難しいですが、ゲームの場合は、応援なども入ると思います。
もちろん、他のチームをけなすのは論外ですよね。
自分のチームを応援しましょう。
そして、誰かがミスをしても、責めたりしないこと集団生活をしていく中で大切なことですよね。

倍率の低い学校(倍率で言えば2倍弱くらい)であれば、走り回ったり、騒いだりといった問題を起こさなければ、合格できるかもしれません。(息子の小学校はそうでした。)

でも、何十倍もの倍率の小学校であれば、無難にこなすだけではダメで、もっと周りの様子を見て判断したり意見を聞いたり、意見をまとめたり必要が出てきます。

おすすめの本

行動観察とは直接関係はありませんが、こちらの3冊を紹介します。

子どもと一緒にお料理しましょ! 3歳からのお手伝い

  • 子どもにお手伝いをしてもらい、子どもが好きそうなメニューを作るのではなく、家族みんなが食べる料理をつくる
  • 年齢別にお手伝いの内容が分かれており、無理せず年齢に合ったお手伝いをしていけば良い

子どもと一緒にお料理しましょ! 3歳からのお手伝い

小学校受験では、親子面接を実施する学校が多いと思います。
親子面接で質問されることが多いのが「お手伝い」について。

息子

お母さんと一緒にお料理をしています

と答えても許してもらえず、深く突っ込まれることもあります。
そんな時にも、慌てなくても良いように、お子さんと一緒にお料理をしてみませんか。

慶應幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て

さくら

 うちは、こんな有名校を受験しないから関係ないかな・・・

と思っていましたが、とても参考になりました。
小学校受験のエピソードから願書の書き方まで丁寧に書かれています。
ただのお受験の本とは違い、育児書と言ってもよいと思います。
小学校受験をしない方にもオススメです。

名門小学校に合格する「教え方」教えます

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まとめ

小学校受検での行動観察とペーパーの試験が同日に実施される場合、行動観察の試験中はペーパーがどれくらいできているかは試験監督にもわからないことだと思います。
そんな中で、ペーパーの試験を全部解けたからと言って、行動観察で気が抜けてとんでもないことをしてしまわないように、本人にも注意をしておく必要があります。

ママさん

うちの子は注意しておかなくても大丈夫

本番の試験は、模試とは雰囲気は違います。
いつもと違う雰囲気の中で、普段通りの行動をしてくれたらよいですが、子どもは思わぬことをすることもあります。
お父様、お母様からの緊張も伝わってくると思います。
お子さんの様子をよく見て、本番で今までにやってきたことを全部出すことができるようにしてあげてくださいね。

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