小学校受験にはペーパー(筆記)の試験があったり、個別テスト(個別試験)があったりします。
試験項目は、それぞれの学校で大きく異なりますし、傾向もあると思いますので、よくチェックしておく必要があります。
息子が受験した小学校では、ペーパー(筆記)、個別テスト、行動観察、親子面接がありました。
図形パズルは、ペーパー、個別テスト(個別検査)のどちらで出題されるかわかりませんので、対策が必要でした。
今回は図形パズルの問題を紹介し、家庭学習の方法も紹介します。
図形パズルの問題1
青色の四角を作るには、下のどれとどれを使えばよいですが。
線結びしましょう。
図形パズルの問題2
左のお手本の形にするには右のお部屋のどれを使えばよいですか。
赤で〇をしましょう。
図形パズルの問題3
上のお部屋の形を使ってできるものに赤で〇をつけましょう。
図形パズルの問題3の解き方のポイント
これももちろんわからなかったら、切り取るなり、パズルを使って練習します。
四角形の1辺の長さと三角形の辺の長さがどんな関係になっているかがわかるかがポイントですよね。
慌ててペーパーを解かせるだけでは、身にならないです。
必ず具体物を使って、遊びの延長上にお勉強がくるようにしたいですね。
図形パズルの問題4(年中11月)
①〇になるようにお手本の横にパズルを置きましょう(30秒)
②△になるようにお手本の横にパズルを置きましょう(40秒)
③▢になるようにお手本の横にパズルを置きましょう(30秒)
図形パズルの問題4(年中11月)の間違い
この問題は、年中の11月(入試の約1年前)に出題されました。
いかがでしょうか?難しいでしょうか?
息子の場合は、①②は正解しましたが、③は途中までしかできませんでした。
下のような形にしてしまいました。
先生の前で手を動かしパズルの問題を解くことは、子ども達も緊張するかもしれませんね。しかも、解けなかったら、焦ってしまい、余計に解くことができないかもしれませんね。
そんなことがないために、おうちで練習しておかないといけませんね。
解けない問題があってもプレッシャーをかけるのではなく、励ましてあげるほうがいいですね。
これが結構難しかったりするのですが・・・。
どうしても感情が入ってしまいますからね。
小学校受験は、塾に通っているからといって、塾任せにできないですからね。
それに、なかなか4歳や5歳の子が自ら勉強してくれるわけでもなく・・・。
やはり親御さんの力が必要なんですよね。
問題を繰り返し解く方法
具体物を使って練習しても、いざペーパーで解こうとしてもできない場合もあります。
繰り返し問題を解くようにしましょう!今どうやっても理解できない問題は「今は理解できる時期ではない」と諦めて、時間をおいて解かせてみてください。
意外と解けたりするものです。
お子さんのは発達が追いつてきたから解けるようになったのです。
テキストをコピーする
もし、テキストに直接書き込んでいたら、2回目は解くことができなくなってしまいます。
息子が通っていた教室では、ペーパーの問題は自宅でも同じ問題を繰り返し解くことができるように自宅用に1部配ってくれました。
この自宅用の問題をコピーして繰り返し解くのです。
コピーをしてあげて「切ってもいいよ」と声掛けをしてあげるのもいいですよ
コピーする時にネックになるのが、テキストの大きさなんです。
小学校受験用の塾のテキストや市販のテキストはB4サイズが多かったりするんです。
ページの一部をコピーしたり切れたりしても良いなら、一般的なA4サイズをコピーできるプリンターでも十分なのですが、
B4サイズそのままをコピーしたい!!
ということが多かったので、プリンターを購入しました。
A4、A3のテキストでも印刷できるプリンター・ブラザー MFC-J6583CDW
小学校受験のためだけにプリンターを買うのはもったいない思われるかもしれませんが小学校に入学してからもフル活用しています。
学校で使っている問題集は、個人的には購入ができなかったので、コピーして復習に使っています。
コストはかかるのですが、その都度コンビニまで行ってコピーするよりは手間が省けるのでいいのかなと。
小学校受験の時だけでなく、小学校入学してからも大活躍するので、買っておいて損はないと思います。
小学校に入学してからも、問題集や宿題プリントをコピーして、忘れた頃にもう一度解くといいですよ。
マグネットシートで作る
テキストをコピーしたパズルだと、繰り返し使っているとボロボロになっちゃうので、もうちょっと丈夫な素材にしたい方は、こちらがおすすめ。
ホワイトボードタイプのマグネットです。ハサミで簡単に切ることもできるのでおススメです。
こんな感じで作ります。(形がいびつですが気にしないでください)
この答えは↓↓↓です。
これでたくさんのパズルを手作りできます。
小学校受験の時だけでなく、小学校入学してからも大活躍するので、買っておいて損はないと思います。
図形パズルが苦手な場合の攻略法
こういったパズルの場合、もしできなかったら、お手本の上に重ねて形を作っていくのもいいと思います。
お手本に重ねて作ることができたら、お手本の隣に並べるといったように、できなかったら、ひとつ前の段階に戻して練習することも大切です。
実際に手を動かして具体物を操作することは、とても大切です。
教室に通っているなら、先生に指導されていると思うが、具体物による練習ができていないと、ペーパーの問題は解けないぞ。
ペーパーの図形の問題が解けないからといって、ペーパーばかり何枚も解いても時間ばかりが過ぎて、点数には繋がりにくいぞ。
確かに先生に毎回のように言われてる!!
でも具体物による練習は、時間を取られるし、ペーパーの問題のように「やった感」が目に見えないから、後回しにしてしまってるな・・。
その後回しは、結局練習せずに終わってしまうから、後回しは今すぐやめよう。
私の息子は、年中の4月から小学校受験の準備を始めてから、半年以上ほぼ毎日具体物を使った練習をしていましたよ。
今回紹介している年中11月の問題の問題は間違っていますが、ペーパーの図形の問題はたいてい満点でした。
難易度が高い図形パズルが出題された場合
息子の学校では、今回の図形パズルの基本問題はペーパーでは出題されることはあっても、個別検査では出題されません。
その代わりに個別検査では、やたらと難しい立体パズルが出題されることが多いです。
〇〇小学校の個別検査の立体パズルの課題は、ほとんどの受験生が解くことができない問題です
なぜ、そんなに難しい課題が出題されるのでしょう?
それは、取り組む姿勢を見るためです。難しい課題なので、試行錯誤しなければいけません。
- できないから諦める
- できなくても最後まで諦めずに頑張る
当然ながら、学校側は「できなくても、最後まであきらめずに頑張る」子に来て欲しいですよね。
さらに、最後まで諦めずにがんばる子の中で、より高評価を得ることができる子がいます。
- いろんな方法を試してみる
- 同じ方法ばかり繰り返している
この2つなら、「いろんな方法を試してみる」子の方が評価が高いことは容易に想像がつきますよね。
小学校受験の問題は、できるだけ速く解くことだけではなく、難しい問題を諦めずに最後まで頑張ることも大切ですよね。
小学校受験では、数、図形、言葉の領域は、将来的に算数、国語につながっていくので、入試問題の中心になってきます。
算数につながる数・図形については、数重視か、図形重視かは、学校によって様々です。
息子が受験した学校は、どちらも出題されています。
数にしても図形にしても、やはり具体物を使用して取り組むのが一番です。
- 具体物での練習ができたらペーパーの問題を解いてみるといいですよ