私の息子は、自分の考えを言葉にして表現するのが苦手でした。
つまり、面接が苦手でした。
名前・住所など覚えたら答えることができるものなら答えることはできますが、自分で普段の様子を振り返って答えるような内容だと「・・・・・・(無言)」となってしまいました。
そのような子でも、1年半かけて少しずつ自分の考えを答えることができるようになったので、その軌跡を書いていこうと思っています。
今回は、小学校受験の対策を始めて1ヶ月経った頃の面接の質問内容と回答を紹介します。
みんなどれくらい答えることができてるのかな?
うちの子は、答えることができていない例になりますが、公開します!
面接練習の質問内容(年中5月)
1.家族について(誰がいるか・何人いるか・名前など)
2.家でしていることについて(家での遊び・お手伝いなど)
3.しつけについて(誉められる・叱られる経験はあるか・内容など)
面接の返答
1.家族について
①家族は誰がいますか
お父さん、お母さん、僕
②家族は何人ですか
3人
③家族の名前は?
〇〇(苗字)パパ、〇〇ママ
※名前を聞きましたが、「わからない」と答えました。
2.家でしていることについて
①家ではお手伝いをしていますか
してる
どんなお手伝いですか
チャーハン作ったり、包丁持ったり。子どもの包丁やけど
何切るの?
ベーコン切ったり
包丁を使うときに気をつけることは?
※こうすると言って指を丸める仕草をしたので、ことばで表現する練習をしました
3.しつけについて
(褒められる・叱られる経験はあるか・内容など)
褒められることはありますか
ある
どんなときに褒められましたか
かしこく寝てたから
叱られたことはありますか
ない
※(具体的に例を挙げましたが、「ない」と答えました)
面接の課題はたくさん
面接のポイントは、人の話を聞き理解し、自分の意見を相手に伝わるように話すことができるかです。
小学校受験の準備を始めたばかりだと、語彙が少なく、単語で話すことも多いと思います。
両親の名前を知らない
うちの息子のように、私の名前を「ママ」と思っていたり・・・(夫婦で名前を呼び合うことがなかったので、知らなかったのでしょう。)
あと、弟妹がいる場合、「赤ちゃん」と答えてしまう子もいるようです。
もちろん、弟、妹と答えることができるようにしましょう。
こうやって、面接の練習をすると、何ができていて、何ができていないかが目に見えて分かってきますよね。
年中の5月くらいなら、「です」「ます」が少しくらい抜けることは大目に見ても良いと思います。
兄弟姉妹のことは、名前はもちろんのこと年齢も言えるように。
褒められたこと叱られたこと
そして大切なことは、しつけの部分ですね。
子どもがわかるように褒めて・叱る。
私も上手く褒めることができなかったから、どんなときに褒められたかを聞かれて
かしこく寝てたから
と答えているのでしょう。
今褒めているんだよ
と言ってあげるのも効果的です。(すごく不自然ですが)
年中の4月には叱られたことを答えていましたが、今回は「褒められたことはあるけど、叱られたことはない」と答えています。
わずか1ヶ月で、答えが真逆になっています。
褒められたことは答えないといけない。叱られたことは答えたらダメ
と考えた結果でしょう。
褒められたことも叱られたことも、先生に言っていいんだよ
と言ってあげるといいですね。
「褒める」「叱る」の質問でお勉強のことを出していたら要注意です。
お勉強で合ってたら褒められます
お勉強で間違っていたら叱られます
おそらく、親御さんは他にも褒めたり叱ったりしているのだと思います。
でも、印象に残っていないか、お勉強の時に褒められた(叱られた)ことの方が印象に残っているのかもしれませんね。
なぜこんなこと答えるの!
と帰ってから怒らないようにしましょうね。
まとめ
- 家族の人数、名前、年齢は覚えておく。
- .お手伝いは、具体的に答えられるように。
- しつけ(褒められたこと・叱られたことを)は家庭方針をしっかり持ち、子どもに伝わるように伝える。
叱られたことを話さない時期もあるかもしれませんが、話しても良いと伝えてあげましょう。