【小学校受験】メリットとデメリットを私立の小中高一貫校10年目の親が紹介

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小学校受験をしていると言うと、「大変そう」「小さい頃から勉強ばかりでかわいそう」なんて言われがちですが、小学校受験のメリットとは何でしょうか?

そして、デメリットはあるのでしょうか?

元お受験ママの目線から紹介していきます。

目次

小学校受験にはどんなメリットがあるのか?

3歳~6歳の幼児期は、思考力を育てるのに最も適した時期です。

思考力を育てるのに有効な問題が、筆記試験では出題されています。

筆記試験の対策をすることによって、就学前にじっくり考える力公共のマナーや常識(季節・行事)などの基礎がしっかりと身に着けることができます。

これらがメリットとしましたが、どのような勉強法でも子どもにとって良い影響を与えるのか?と聞かれると、答えは「NO」です。

やはり、指導方法によって大きく左右されるので、この点で言えば、デメリットとも言えるかもしれませんね。

小学校受験に合格することだけが目的となってしまうと、問題を解くテクニックばかりを覚えさせてしまったり、公共のマナーや常識も丸暗記させてしまいがちです。

みみっく

ペーパーばかりを解かせるのは絶対にNG

このような指導だと、小学校受験には合格しても、子どもの成長のためにならないどころか、入学してからの勉強についていくことができないといった問題が出てくる可能性があります。

思考力を育てるには、時間がかかっても子ども自身に試行錯誤させることが大切です。

マナーや常識を身につけるのも、丸暗記ではなく、一生モノにしたいですよね。

そのためには、やはり実際に体験することが大切です。

季節の行事を家族で楽しんだり、植物を育てたりすることによって、人間性や感受性を高め、豊かな心を育てることができるのではないでしょうか。

 入学後のメリットは?

学校の教育方針、教育内容に納得して入学できる

そもそも受験をする際に、その学校の教育方針や教育内容を良いと思ってから受験をしているはずですから、その内容の教育を子供が受けることが出来るのは最大のメリットですね。

小学校側の教育方針と家庭の教育方針をしっかりと刷り合わせることができます。

そして、先生も学校の教育方針を理解したうえで採用されているので、学校・家庭・教師が同じ方向を向いているのは、大きなメリットではないでしょうか。

内部進学がある場合は余裕のある学習ができる

そして、内部進学がある場合、入学試験のための勉強をしなくてもよいので、余裕のある学習ができます。

みみっく

内部進学できるからと勉強しなくてよいわけではないぞ

先生の質が保たれる

私立小学校の教師は、公立小学校とは違い異動がありません。(系列の学校があれば、異動もあるかもしれませんね)したがって、先生のレベルが保たれます。

みみっく

中学校、高校の場合だと、同じ学校に長く勤めることによって、教え方が単調になったりもあるかも

さくら

それはあるかも!息子が勤続30年の先生の授業が全くわからないって言ってるわ

小中高一貫校だとお友達と深い付き合いができる

子どもたちの友達関係についても、小中高一貫校の場合、12年間同じ学校で通うことができるので、お友達とも長く深い付き合いができます。

 小学校受験のデメリットは?

メリットばかり並べましたが、メリットの裏にはデメリットがありますよね。

受験勉強に関しては、小さな子どもに幼児教室や塾に通わせることを「かわいそうだな」と思う方には、デメリットになるかもしれませんね。

小学校受験のきっかけは、たいてい親が受験させたいと思ったからでしょう。

このような場合、遊びたい盛りの子どもに勉強をさせることは、容易ではない場合もあります。

その時の親子のストレスは大きくなるでしょう。

学校のお友達と学校外で気軽に遊べない

通学範囲が広いので、仲良くなったお友達の家が近いとは限りません。

息子

ランドセルを家に置いたら○○集合!

というのが簡単にできません。

休日に親も一緒に遊ぶことが多くなります。

近所の同世代のお友達ができない

小学校受験をして自宅から離れた小学校に通うと、地域の公立小学校に通う子と遊ぶことはできなくなってきます

そのままでいると、地域の子ども会の行事に参加しても馴染めないままでいてしまいます。

それでも構わないのであれば良いのですが、近所のお友達とも遊んでほしいと思うのであれば、低学年のうちにできるだけ積極的に地域にも馴染んでおくことも大切です。

費用がかかる

そして一番気になるのが、費用面でしょう。

入学前は、幼児教室、塾の費用、入学してからも、私立小学校の場合、たくさんの費用がかかりますよね。

学校が発表している以外にも想定外の出費もある場合もあるので注意が必要です。

入学時点で授業料を払うことができても、様々な事情によって授業料を払うことができなくなった場合は転校を余儀なくされる場合もあります。

 まとめ

どのようなことにもメリットもデメリットもあります。

メリットとしては、正しく小学校受験対策をすることによって、「しっかりと考える力」「社会的常識、理科的常識」を身に着けることができること。

さらに、入学後のメリットとしては、学校の教育方針や教育内容に共感して受験しているはずなので、その教育内容を受けることができること、内部進学がある場合、余裕のある学習が可能であることです。

私学の場合は、先生の異動もない(系列校がある場合はあるかも)ため先生の質も保たれることもメリットですね。

デメリットは、「自宅から遠く離れた学校に通うと、近所のお友達と遊ぶことができなくなる」「費用面」です。

メリットとデメリットは他にもあると思います。

さらにメリットだと思って入学したのに、通い始めたらデメリットになってきたということもあります。

ご家庭でしっかりと見極めて、小学校受験に向けて対策することが大切です。

大切なのは、親自身がメリットとデメリットを把握し、デメリットを補うことができるかですね。

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