「怒る」と「叱る」の違い・上手な叱り方ができる親になろう

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小学校受験って、特殊な感じがして、受験されないご家庭にとっては「関係ないわ」と思われるかもしれませんが、小学校受験で求められる力というのは、就学までに身につけておきたいことばかりです。

 今回は、面接について。

小学校受験では、ほとんどの学校で面接が行われるのではないでしょうか。

小学校受験の面接には「親子」「親と子どもが別々」「子どものみ」の面接があり、学校によって異なっています。

面接は、練習をしすぎるのも良くないと言われる方もいますが、様々な質問を想定して準備をしておく方がいいと思います。

大人であれば、不意な質問に対しても、臨機応変に対応できると思いますが、子どもの場合は、難しいですよね。

 様々な質問に対する答えを準備し、丸覚えではなく、自分のものにしておくことで、精神的にも良い状態で面接に臨むことが出来ると思います。

そして、これから紹介する面接の質問例を見て、ご家庭の様子、お子さんの様子と照らし合わせてみてくださいね。

この記事で紹介している内容

  • 年中4月の面接の練習の質問内容と息子の返答を紹介
  • 「お手伝いをしているか」「叱られたこと・褒められたこと」の質問がされる理由を紹介
  • 「叱る」と「怒る」の違い、子どもに伝わる叱り方を紹介
みみっく

お子さんや、親子関係を冷静に見つめ直すとても良いチャンスになるでしょう。

今回は年中の4月の面接の質問内容を紹介します。

小学校受験をされないご家庭も、「うちの子はできるかな?」とさりげなく質問してみると、お子さんがどれくらい自分自身のことをお話できるかがわかると思います。

目次

年中4月の面接の質問内容

・お手伝いはしていますか

・何をしていますか

・お父さんやお母さんに褒められたことはありますか

・どんなことで褒められましたか

・お父さんやお母さんに叱られたことはありますか

・どんなことで叱られましたか

息子の回答

先生

お手伝いはしていますか

息子

してる

先生

何をしていますか

息子

ソーセージとか人参とかじゃがいもとか切ってるの前した。

先生

毎日しているお手伝いある?

息子

ない

先生

何で切るの?

息子

包丁。僕の包丁。カレー作るときにやったし、楽しいし、かんたん

先生

お手伝いしたらお母さんは何か言ってくれる?

息子

言ってくれへん

先生

 お父さんやお母さんに褒められたことはありますか

※「誉める」を説明しました

息子

言われたことない。

促したが出てきません

幼稚園の先生ならあると言いました

先生

 お父さんやお母さんに叱られたことはありますか

息子

ある

先生

どんなことで叱られましたか

息子

わからん

※促して

息子

意地悪して

先生

誰に

息子

わからん

※促すと

息子

赤ちゃん(親戚の3歳くらいの子のこと)

先生

どんなことした?

息子

積み木作ってたの、きりんとか、並べてたの倒して怒られた

先生

誰に?

息子

お父さん

先生

何て言われたん?

息子

こらー

先生

どんな気持ちになった?

息子

嫌な気持ちした

「叱る」と「怒る」の違いと叱るポイント

 年中の4月、小学校受験対策の教室に通い始めた頃の面接の練習です。

今回紹介した年中の4月の面接の質問は、基本的な内容ですが、大切なことばかりなので答えることができるようにしておきたいですね。

「お手伝いをしているか」「褒められたこと、叱られたことがあるか」は家庭の「しつけ」に当たる部分になります。

お手伝いは、家族の一員としての役割を担っているかを見ます。

「叱る」に関しては抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんね。

さくら

感情的になってしまってはいけないとか、叱ると怒るの違いって何なんだろう?とか親としても難しかったりするんですよね

みみっく

そうだな。「叱る」にはポイントがあるから紹介しておこう

叱るときのポイント

  • 危険なことに気づいていない時に叱る
  • その場で叱る(後でくどくどとお説教しない)
  • 「これは良いこと」「これはしてはいけないこと」と明確な基準を伝える
  • 「なぜいけないか」の理由を明確にする

例えば、車が来ているかどうかを確かめずに道路に飛び出でようとしたときには、その場で厳しく叱ることが大切です。

周りの目を気にしてその場では叱らず、家に帰ってから叱っても子どもには伝わりません。

しかも、くどくどとお説教をすると子ども自身、自分を否定されているような気持ちになります。

そうならないようにしたいですね。

一番注意したいのは、これです。

息子

お勉強で間違ったら叱られます

みみっく

子どもにこれを言われたら、お勉強のときの対応を見直すべき!
間違っても怒ってはいけないのが鉄則

小学校受験の対策をし始めてしばらくしたらこんな子も出てきます。

息子

叱られたことはありません

以前は叱られたことを話していたのに、話さなくなるんです。

  • 以前に話した叱られた内容について親御さんに怒られた
  • 叱られることは悪いことだと思って話さなくなった

こういう理由が挙げられます。

ママさん

こんなこと話して!恥ずかしい!

なんて言わずに、ご自身の言動を変えてみることをおすすします。

みみっく

耳の痛い話だなぁ。
と思われる人もいると思うけど、子どものために頑張ってみよう。
子ども達はあの小さい体で頑張ってるのだから

まとめ

小学校受験の面接は親子のコミュニケーションを深めるのにとても良い機会です。

きっかけは、小学校受験の面接かもしれませんが、それでもお手伝いをすることは社会性を培うのに役立ちますよね。

そして、お手伝いをするとしっかり褒めてあげてくださいね。

そして、お手伝いをしないときは、何も言わないのではなく、やらない場合は、きちんと注意してあげることが大切です。

家族の一員として、責任を持つことができるようにして、自立を促していけるといいですよね。

子どもは、褒めれたことより、叱られたことの方が印象が強いです。

叱り方1つで、子どもの行動が変わってきます。

いくら小学校受験の教室の先生が指導してくださっても、ご家庭でいい加減なことをしていたら、何も身につきません。

面接での受け答えは、家庭を映す鏡だと思い、今後に役立ててみてください。

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