小学校受験では、図形の問題がよく出題されます。
年中12月に受けた模試の中の図形の合成・分割の類題を紹介します。
図形の合成・分割の問題(年中12月)
それぞれ左端の形を作るためには、右側のどの形を合わせると良いですか。
必要なもの全部に〇をつけましょう。

制限時間・配点
制限時間・・・90秒
配点・・・各2点 計10点
図形の合成・分割の問題【解答】

全体の平均点と息子の点数
平均点・・・4.1点
息子の点数・・・10点
図形の合成・分割【解説】
形を構成するものとその組み合わせの知識を見る問題。
分割された形は大きさも向きも変わっているため、頭の中で回転させたり移動させたりする想像力が必要となります。
今回の問題は、○・▢・△をそれぞれ構成する小さな形を選びます。辺の長さや切り口をしっかりと観察して答えを導きだすことになります。
パズルや図形の問題をたくさん解いていくことで、組み合わせのパターンが分かってきます。形や大きさの変化に注目して、楽しくお勉強することが大切。
今回の問題の平均点は、10点満点中4.1点と半分もありませんので、比較的難しい問題だったようです。

息子君は10点満点だけど、どんな勉強をしていたの?



年中の春から小学校受験対策の教室に通い始めて、先生から「具体物を使って!」と事あるごとに言われていたから忠実に具体物を使った練習を8ヶ月続けていたよ



やっぱり具体物か・・・どうしてもペーパーばかりやらせてしまうなぁ



ペーパーだと目に見えてできているかできていないかがわかるからね。
私は息子が問題を解くときに、どんな解き方をしたのかをメモしていたよ。
例えばこんな感じ。
年中12月模試 図形分割
1月10日
1問目から3問目まではスラスラ解ける。
4問目は解けたけど、時間がかかりすぎて5問目に到達せず。
→問題をコピーして練習する!
4月20日
1問目から5問目まで制限時間内で解けた。85秒
5問目で少し時間がかかる。
6月10日
50秒
ペーパーの問題だけではなく、具体物を使った積み木や図形パズルでもこのようにしてメモをしていました。
こうすると、「前回はこんなところに躓いていたけど、今回はできている」というような、ちょっとした成長も気づくことができ、「できない」中にも褒めることが生まれてきます。



もし、前回と同じような間違いをしているのであれば、そこの力が足りないということだから、強化してあげることができるような家庭学習を考えてあげるとよいな



なるほど!「できた・できない」だと、満点じゃない限り褒めてあげられないもんね
ペーパーのパズルの問題が苦手な場合は、問題をコピーして切り取って、手を動かして解きなおすことをおすすめします。
具体物での練習が十分でないと、ペーパーで正解するのは難しいです。
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