小学校受験・お受験というと、「小さい頃から勉強させるなんて」「小さいうちは遊ばせたらいい」なんて、あまり良いイメージを持たれないかもしれませんね。
外野の言葉なんて気にしないでいいですよ
小学校受験の対策は、就学前に身に着けておきたいことばかりだからやっておいて損はないな。
今回は理科的常識について紹介します。
小学校受験には常識に関する問題が出題されます。
- 植物や生き物の知識
- 科学的な知識
- 季節・行事についての知識
- 公衆道徳についての知識(社会的常識)
この常識問題は、小学校受験だけでなく小学校入学までに身につけておきたい内容ばかりです。
自然に身につけることができる内容もあるかもしれませんが、やはり親御さんが意識してお子さんに教えてあげたほうがよいですね。
この記事はこんな人にオススメです
- 理科的常識が出題される理由を知りたい
- 理科的常識の問題が苦手だから得意になってほしい人
- 理科的常識の中の生き物の分野はどんな問題が出題されるかを知りたい人
理科的常識の問題1
問題1 鳥の仲間 鳥の仲間で鶏冠(とさか)があるものに〇をつけましょう。
問題2 鳥の仲間で泳ぐのが得意なものに✖をつけましょう。
問題3 赤ちゃんで生まれて肉を食べるのが好きなものに△をつけましょう。
どうでしょうか?
これをお受験をする子ども達は、耳で聞いて答えを出します。
理科的常識の問題の中には、季節・植物や生物に関する知識(野菜・果物の断面、植物の花・葉・種、植物が育つ場所、胎生・卵性)・鏡映像・物の浮き沈み・風向き・影のでき方等が出題されます。
理科的常識の問題2
この絵の中で海の中でずっとすんでいるものに〇をつけましよう。
大人だと、簡単な問題ですが、子どもにとっては難しいこともあります。
まず、絵を見て、名前を答えることができるかから始まりますよね。
そして、その生き物は普段どこに居るのか?
実際に見るのが一番良いですが、無理な場合は、図鑑などを見て確認するといいですね。
上の問題で、ペンギンは海に潜って魚を捕まえますが、この問題では「すんでいる」ものを聞いているので、ペンギンには〇はしません。
こういった感じで、例外のようなものもあるので、知っているか知らないかで大きく変わってきます。
鳥の場合だと、ペンギンやニワトリは鳥だけど、飛べないなど。
クモは昆虫っぽいけど、足が8本あるので昆虫ではないとか・・・。
ちなみに、クモは昆虫ではありませんが、「虫」の仲間とすることが多いと思います。
虫の問題に関しては、息子が昆虫好きだったので全く対策はしていません。
(教室の先生より詳しいし、小学校に入学してからも理科の時間に解説を求められたりしていました。)
\ ほかの分野についても見たい人におすすめ /
学校側が求めているのは何かを考える
息子が受験した当時のお受験教室では以下の説明がありました。
これまでの常識問題では多くの受験生が満点を取っています。
常識問題で差が出ることはあまりありませんでした。
しかし、最近は、問題も複雑になってきています。
なぜ学校側は、そのような複雑な問題を出題するのでしょう?
それは、『知識の詰め込み』を避けるためです。
常識問題も、自分の経験を通さないと解けなくなってきています。
ただ単に知識が豊富な子どもを求めているのではありません。
『経験』を問われているのです。
普段の生活の中で、様々な経験をしているか?
この裏には、親御さんが、お子さんに様々な経験をさせているか?という意味が隠されています。
そして、5歳、6歳の年齢に合った経験を通して、学習の基本ができているかを見たいのです。
問題が複雑になっているからといって、図鑑や問題集を買い込んで知識を増やすことはおすすめしません。
やはり、実際に経験することが一番大切です。
丸暗記させようと思ったらいくらでもできるだろう
でも学校側が求めているのは丸暗記ができる子ではないんだな
その辺を理解していないと、小学校受験だけでなく今後も迷子になってしまうぞ
理科的常識を経験して身に着けるのには時間がかかります。
でも、親御さんと一緒に経験できたら、とても楽しく心も豊かなお子さんに育っていくでしょう。
小学校受験を目指している目指していないに関わらず、子どもたちにはたくさんの経験をさせてあげたいですよね。
まとめ
小学校受験では理科的常識の問題が出題されます。
- 植物や生き物の知識
- 科学的な知識
- 季節・行事についての知識
最近は理科的常識の難易度も上がっています。
難しくなっている理由は、知識の詰込みだと対応できなくなってきているからです。
自分で経験してみて、家で図鑑などを見て理解を深めるようにしないといけません。
それを親御さんがお子さんにさせているかをチェックされていると言っても過言ではないでしょう。
理科的常識、社会的常識は、身に着くのに時間がかかります。
できるだけ早くから取り組むことをおすすめします。
理科的常識におすすめの本
- 学研のふれあいしぜん図鑑は春夏秋冬のが1冊ずつ分かれているのでそれぞれの季節について詳しく書かれいます
- 季節の植物・行事、動揺、昔ながらの遊びなど充実
すごくオススメなのですが、今現在定価で購入できるのが冬のみです。メルカリに出品されていることもありますが、売り切れていますね
- 季節の歌・言葉・食べ物・植物・行事がカバーされているので小学校受験にも使えます!
- 親御さんが「あれ?なんだっけ?」というあいまいな知識を確認するのに最適!!
小学館の子ども図鑑 プレNEO 楽しく遊ぶ学ぶ きせつの図鑑 小学館の子ども図鑑 プレNEO シリース゛ [ 長谷川 康男 ]
- ひとりでとっくんシリーズは、基礎固めにおすすめ
- 理科的常識の範囲をひとりでとっくん54、55の2冊に分かれています(基礎編・応用編ではない)
- ひとりでとっくん365日は01~12まであり、小学校受験の対策を始めてすぐから使えます。
- 小学校受験の基礎固めにはピッタリ
- 設問集・問題集・指導書がついている
- 指導書がついているので、家庭学習でのポイントを知ることができる
うちの息子は、ひとりでとっくん365日で基礎固めができたので模試の成績が平均点辺りから上位5%に入ることができました
- 理英会の問題集の理科的常識は、植物、生き物、自然・科学に分かれています
- 基礎編・応用編にわかれているので無理なくレベルアップできます
- 他の出版社の問題集とは異なる視点で問題作成されているのでたくさんの問題に触れられるので良い