みなさんのお子さんの志望校の入試傾向はどのような感じでしょうか。
息子の学校の入試では、ぺーぱーであれば、数、言葉、図形、点図形、お話の記憶は必ず出題されました。
しかも集中力が切れてくる最後の問題がお話の記憶でした。
しかも問題文は2000字を超えると言われていました。
息子の場合、 年中の春から小学校受験の勉強をゼロから始めたのである段階までは成績が伸びました。
でも、伸び悩んだのが「お話の記憶」。
どの問題を解いても、数問間違っていました。
その時に、教室の先生にアドバイスをしていただいたことを紹介します。
何か一つでも参考になれば幸いです。
この記事はこんな人におすすめ
- お話しの記憶の問題ができないと悩んでいる人
- お話の記憶で間違いたくない人
- 志望校のお話の記憶が長文だから対策をしたい人
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
教室の先生から教わったのは、以下の3つのコツを守ることでした。
お話の記憶が苦手な子のための3つのコツ
- どこが苦手なのかを確認する
- 五感で記憶できるように工夫してあげる
- 絵本の読み聞かせをしてあげる
お話の記憶が苦手な子ってどんな子?
まず、お話の記憶が苦手なお子さんのタイプは、大きく2つに分かれるそうです。
1つ目は、絵本の読み聞かせをしてもらっていなかったり、自分の手を動かして遊ぶことをあまりしていない子。
例えば、携帯型のゲームや組み立てる必要のないキャラクターのおもちゃで遊ぶ機会が多い子ですね。
逆に、自分の手を動かして遊ぶおもちゃというのは、積木、粘土、ブロックなど自由に形を変えることができるおもちゃのことです。
自分の手を使うということは、思った通りに作ることができなかったり、失敗はつきものです。
本人は、悔しいかもしれませんが、貴重な経験ですよね。
あと、ごっこ遊びやままごと遊びも想像力が豊かになるので良いそうです。
2つ目のタイプは、お話の記憶の問題をやりすぎている子。
お話の記憶が苦手だからといって、問題ばかりを解かせていませんか。
絵本の読み聞かせの時も「この話では何匹の動物が出てきた?」と聞いてしまうと、ずっとお勉強をしていることになってしまい、だんだん楽しくなくなってきます。
大人でも同じだと思いますが、楽しいことは自然と頭に入るのに楽しくないことはなかなか頭に入りませんよね。
絵本を読んでもらうのを「楽しい!」と感じることができるようにしないといけませんね。
1.どこが苦手なのかを確認する
では、1つ目のコツです。
お話の記憶は、様々な要素が入り混じった総合的な問題です。
お子さんが、その中のどの部分が苦手なのかを知っておく必要があります。
お話の記憶の中には記憶しないといけない内容がいろいろとありますよね。
・登場人物(動物)を記憶する
・登場人物(動物)と持っているもの(クマがバケツ、タヌキがスコップ等)を記憶する
・登場人物(動物)の服装や身につけている物の色や模様を記憶する
・買い物したものを記憶する
・行った場所を記憶する
・数を記憶する
などたくさんあります。
どのような領域の記憶が苦手なのかを見てあげてください。
2.五感で記憶できるように工夫してあげる
2つ目のコツは五感で記憶できるような工夫をすること。
1週間前に幼稚園で起きたできごとは覚えているのに、なぜ数分前に聞いた物語は記憶できないのでしょう。
それは、耳(聴覚)でしか覚えていないからだそうです。
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
花子さんはカレーライスを食べました
耳で記憶することというのは、言葉で記憶するということなので、どうしても限界が出てきます。
だから、お話の途中で声掛けをしてあげてみるのも1つの方法です。
カレーライスを食べました。
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
辛いのかな?甘いのかな?〇〇君も好きだね
その後柿を食べました。
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
柿はオレンジ色だね。柿だから秋だね
その後、縄跳びをしました。
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
縄跳びはどうやって回す?やってみて。〇〇君は前跳びが得意だよね。何回くらい跳べるかな
いかがでしょうか。
五感が働くように声掛けをすることによって、実際に経験したようにするのです。
そうすると、忘れにくいというわけです。
3.絵本の読み聞かせをしてあげる
最後は、やはりお話の記憶を得意にするには、絵本の読み聞かせが1番ですね。
では、どのように読み聞かせをしたら良いのでしょう。
お話に集中できる姿勢を つくる
お話の記憶の問題を解くときは、向かい合って座るかもしれませんね。
絵本の読み聞かせのときは、親子共にリラックスして、ソファー等に隣り合って座ったり、お子さんを膝に乗せてあげて読み聞かせをすると良いでしょう。
物語の核心に絞って聞く
絵本の読み聞かせを集中して聞くことができるようになったら、内容に関する質問をしても大丈夫です。
でも、初めから終わりまで質問攻めにしては、絵本の読み聞かせが嫌いになってしまいます。
聞くのは、物語の核心部分だけにしましょう。
もし答えられなくても叱ったりせずに、「どこかにあったよ~」と促す程度にしておきましょう。
読み終わってからは意見を言う機会に
物語の中で、どこが面白かったか、どこの場面が好きか意見を言い合います。
お子さんに聞くだけでなく、お父さん・お母さんも意見を言うとお子さんも喜びますよね。
読み終わってしばらくしてからお話の内容を確認
「あれ?桃太郎が鬼ヶ島に連れて行ったのは誰だった?忘れてしまったから教えてくれる?」なんて聞いてみたり、お父さん・お母さんが物語の要約をしてあげるのも良いと思います。
お話の記憶を得意にする3つのコツ
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
![](https://ojukenlog.com/wp-content/uploads/2021/11/無題228_20211116154303.png)
息子が通っていた教室の先生からのお話の記憶のアドバイスを紹介しました。
お話の記憶が苦手な子のための3つのコツ
- どこが苦手なのかを確認する
- 五感で記憶できるように工夫してあげる
- 絵本の読み聞かせをしてあげる
何か役立つ情報が1つでもあれば幸いです。
お子さんによってタイプが異なるので、このやり方がどのお子さんにもベストとは限りません。
お子さんの様子を見ながら、読み聞かせをしてあげてくださいね。
小学校受験の勉強は、効果が出るは3ヶ月先と言われているので、慌てないでお子さんを見守ってあげられると良いですね。