【お話作り】苦手から得意に!基礎・表現力をつけるコツ!【小学校受験】

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問題  この絵に合うお話を作ってください。

こんな問題を出されて、すぐにお話を作ることができるでしょうか。

ママさん

えっ、いきなり言われても難しい

小学校受験ではこういったお話作りを出題する学校もあります。

息子の学校では出題されたことはないようですが、通っていた教室の個別テスト(個別検査)の課題には出てきました。

みみっく

表現力や語彙力を確認するためには良い問題だからな

もし、志望する学校で出題されたことがあるなら、早目に対策をすることをおすすめします。

最終的にはお話が作れるようになれば良いので、年少さん、年中さんには多くは望まないようにしてあげてください。

今回は、最終的にお話作りができるようになるための基礎を作る方法と例題を紹介します。

目次

 単語で話さない練習は大切

さくら

お子さんは、幼稚園や保育園でのできごとをお話してくれますか?

ママさん

うちは毎日たくさんお話してくれるよ

ママさん

うちの息子は全く話してくれないから園での様子が全くわからないわ。女の子のお母さんから教えてもらうことも多いかな。

小学校受験では「お話作り」の問題が出題されることもあります。

小学校に入学してから必要となるのが、「言葉のキャッチボール」ができること。

自分が思っていることをきちんと言葉で伝えることができるか?

できなければ・・・どうなるでしょう?

お子さんが幼稚園(保育園)に入園したての頃って、

息子

〇〇君に引っかかれた

息子

〇〇ちゃんに叩かれた

といったトラブルがありませんでしたか?

当事者になったことがなくても、お友達から聞いたりしたことはありませんでしたか?

これは、言葉が未熟なため嫌なことがあっても、言葉より手が先に出て しまうのですよね。

でも、それが学年が上がるにつれてなくなっていくのは、言葉によるコミュニケーションをとることができるようになるからですよね。

小学生になったら、自分の意見を述べる機会が増えてきます。

その時、相手に自分の気持ちを伝えることができることが大切になってきます。

いかがですか?

お子さんは、言葉のキャッチボールはできてますか?

息子

お母さん  トイレ

息子

お母さん 絵本

なんて単語で話していませんか?

息子

お母さん トイレ

さくら

あっ、トイレに行きたいんだな

とわかると思います。

さくら

トイレに行きたいのね

と代弁をしてしまうと、言葉によるコミュニケーション能力は育ちません。

 まず大切なのは、単語で話さないことですよね。

少しずつで良いので、「お母さん、トイレに行きたい」と言えるように習慣づけることが大切です。

そして、小学校受験対策の場合は、日常生活の会話プラス次のような問題を解いてみましょう。

お話作りの学習のポイント

①必要な語彙や文章を使って詳しく話すことができる

②話の内容を想像して前後へ発展させることができる

③家庭での生活やお友達との関わりなど楽しい雰囲気が伝えることができる

④色彩や表情など描写にないものを想像して表現することができる

設問のねらい

お話作りは、提示された絵を元に、自分自身が経験したことを思い出しながら、知っている話と重ね合わせて「創作する力」を見る問題です。

人とコミュニケーションをとるためには、思ったことや表現したいことを小さな声で言うような「独り言」の状態から「相手に伝える」レベルまで高める必要があります。

そのためにはしっかりとした「語彙」と文章の「構成力」、そして伝えたいという強い「気持ち」が必要になります。

毎日の「生活体験」が場面の想像力をかきたて、「絵本の読み聞かせ」が文章の基本形を作る素地になるので、読み聞かせの後に少しずつあらすじを尋ねる等、特別な練習としてではなく日々の習慣づけとして行うとよいですね。

例題1 絵を見て状況を答える(年中の夏)

それぞれの絵を見て「誰が・何をしている」のか言いましょう。

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男の子が泣いています
男の子が泳いでいます
女の人が自転車に乗っています
男の子が歯医者さんに歯を診てもらっていますす
女の人が花に水をあげています
男の子が白鳥の形のボートをこいでいます

息子の回答

左上:泣いてる顔、(誰が何をしているの?)子どもが泣いてる

左中:子どもが泳いでる

左下:女の人が自転車乗ってる

右上:歯医者さん・・・わからん

右中:わからん(促すと言えました)

右下:子どもがおふねに乗ってるところ

例題2 お話作り

絵を見て楽しいお話を作りましょう。

息子の回答

息子

クリスマスの時、お母さんが作ったご飯食べた。 

先生

それで終わり?

息子

おいしかった。食べたら遊んだ。

先生

何をして?

息子

お土産を開けた。

先生

何が出てきた?

息子

おもちゃが出てきた。

先生

どんなおもちゃ?

息子

ロボットが出てきました。

先生

どんな?

息子

大きい、かっこいい、うれしかった。

評価方法は4段階

この問題には4段階の評価がありました。

A:経験や知識を生かしながら詳しく、内容を発展させ想像豊かにお話を作ることができます。

B:(主語・述語・修飾語・接続詞)を使って絵の様子だけを詳しく話すことができます。

C:絵の説明ができます。

D:お話を作ることができません。

息子は、C評価でした。とりあえずは絵の説明はできたけど、これだけでは不十分ですよね。

さくら

クリスマスの話をしているんだけど、プレゼントをお土産って言ったり、絵とは関係ない話ばかりしていますね。

みみっく

想像して話をふくらますのは良いが、まずは絵からわかることを話したほうが良いな

息子は、ペーパーの試験は満点近くを取ることができるのですが、このような想像してお話を作ることが苦手でした。

絵を描くのも模写は小さい頃から得意ですが、想像したり、経験したことを絵にすることは苦手でした。

想像力豊かで、自分の考えをきちんと表現できる子どもが小学校に入学しても伸びるのではないかなと思います。

みみっく

勉強ができるだけでは中学・高校に上がった時に苦労するぞ。与えられたものから自分が何を感じたか、何を考えたかを、自分の言葉で表現できる子が求められるからな。

さくら

お話作りとか面接が得意だった子は、中学生・高校生になっても優秀なんですよね。息子みたいに想像力が乏しかったり、自分の意見を言うのが苦手な子は、今苦労してる感じ

まとめ

年中の夏頃は、小学校受験の対策をし始めて4ヶ月が経った頃です。

まだまだ語彙も少なく、状況を説明できていません。

この問題、簡潔に「男の子が泣いています」と答えてもいいのですが、想像力を働かせて「男の子が、スーパーでお母さんとはぐれてしまったから泣いています」と答えるとなお良いとのことでした。

年中の頃は、少し難しいかもしれませんね。

ママさん

こういうの自由にお話ができる子っているよね
うらやましい

想像力を働かせて、自分が思ったことを言葉で表現できるように、日々の会話の中でも意識しておくとよいですね。

いきなり高度なことをさせても、親子ともにしんどいです。

とにかく、少しずつステップアップしていきましょう。

みみっく

周りと比べると焦るだけだからな。
良いことなんて1つもない!

おすすめの教材

今回の課題のように1枚の絵からお話を作るのは、難易度が高いです。

苦手な子は、絵の説明になりがちです。

お話作りに馴れるためには、初めは数枚の絵を使ってお話を作り、馴れてきたら絵の枚数を減らしていくと良いと思います。

息子が使っていたのはおはなしづくりカード100てんキッズお話づくり絵カードなどです。

お話作りが苦手な子に無理にさせてしまうと、余計に嫌がってお勉強をしなくなってしまうかもしれないので、親御さんがお手本をみせてあげるのが良いですよね。

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