「お箸を持つ方が右」「茶碗を持つ方が左」なんて言いながら左右を覚えるって、よく聞くと思います。
小学生でも左右弁別をマスター出来ていない子も多いですよね。
こちらは、息子が年中の7月に受けたテストの類題です。
是非、チャレンジしてみてくださいね。
では今回は、左右弁別の問題です。この問題は、ペーパーの問題ではなく、口頭試問(指示行動)です。先生と子どもが1対1で受ける試験です。
左右弁別の指示行動の問題
①右手をあげましょう
②好きな手で右の耳をさわりましょう
③左手で右の眉毛をさわりましょう
④左手で右のひじをさわりましょう
⑤(対面する)先生の右手はどちらですか
体の部位の理解(左右弁別)
指示 | 評価 |
---|---|
①右手をあげましょう | 2・0 |
②好きな手で右の耳を触りましょう | 2・0 |
③左手で右の眉毛を触りましょう | 2・0 |
④左手で右の肘を触りましょう | 2・0 |
⑤(対面する)先生の右手はどちらですか | 2・0 |
左右弁別の指示行動の平均点
③「左手で右の眉毛を触りましょう」を右手で左の眉毛を触りました。
④「左手で右の肘を触りましょう」を右手で左の肘を触りました。
完全に逆ですね。指示を聞き間違ったのか、途中で左右がわからなくなってきたのかはわかりませんが、まだまだ完璧ではなさそうですね。
この問題の平均点は、5.8点(10点満点)でした。
この問題、左右を全く逆に認識していたら、全問間違いますよね。
結構、怖い問題ですよね。
左右を覚えるポイントは目印を見つけること
ポイントとしては、「右」がどちらかをわかるようにしておきましょう。
両方の手を覚えると覚えにくいので、「右」を徹底的に覚えて、「右」ではない方が「左」と覚えると良いですね。
その時に右利きで「お箸を持つ方が右」と教えても、なかなか覚えられないものです。
なぜなら、常にお箸を持っているわけではないので、一旦「えっと、お箸ってどっちでもってたかな?」と思い出さないといけませんね。
だから、右が分かるまでに時間がかかります。
私が教えてもらったのは、手の特徴を捉えること。
例えば、右手にほくろがあるなら、「ほくろがある方が右手」と覚えるのです。
特徴がない場合は、一時的にマジックでほくろを描くのも1つの手段だと教えてもらいました。
左右がわからない子には親子でゲームをしてみよう!
子どもにとって、左右弁別は難しい問題だと思います。
どうしても左右が定着せず、ペーパーで間違ってしまうお子さんもいらっしゃると思います。
息子がそうでした!
息子の場合は、今回の指示行動の問題のように
右手挙げて!
左手で右足を触って!
という風に一緒にゲーム感覚で左右の勉強をしました。
左右弁別は、短期間で定着するものではないので、長い目で見守ることが大切です。
模擬試験で点数が取れていなくても、落胆することなく、
この問題が解けるようになったら10点アップできるから、まだ伸びしろはあるぞ!!
という感じでポジティブにいきましょう!
小学校受験をされるお子さんも、このように体を使って理解できていると、ペーパーの問題に取り組んだ時もイメージしやすと思います。
左右弁別 チェック問題
下の絵は右手ですか?左手ですか?
実際に同じ形にしてみるのがわかりやすいですね。
ポイントは、親指の位置と絵が手の平か手の甲かの判断をすることです。
あと、左右弁別に関しては、1度マスターしたつもりでも混乱してわからなくなってしまう時もあります。
そういう時は、その都度確認して、確実に身につけるようにしましょう。