小学校受験では、積み木を使った問題がよく出題されます。
ペーパーでは、「積み木の数を数えなさい」、口頭試問だったら、先生の目の前でお手本通りに積み木を積んだり。
積み木の問題って、ただ数えるだけなのににがてなんです
積み木の問題は、ただ数える問題ではなく、空間認識の力をつけるのに適した問題だから、丁寧に学習を進める方がいいぞ
えっ、そうなんだ
積み木の問題1
積み木の数を数えて同じ数だけ〇を書きましょう。
積み木の問題2
問題1なら解けるけど、問題2だと解けないということもあるのではないでしょうか。
奥行もあり、見えない部分もあり苦手なお子さんにとっては難しいですよね。
奥行きが出てくると数えられなくなる
高さが異なる積み木の数を数える時に、同じ積み木を数えたり、数え忘れたりする
こんなお子さんをお持ちの保護者の方に息子がやっていた方法を紹介します。
積み木の問題の解き方
具体物(積み木)を使っての練習
まずは、ペーパーで解く前に具体物を使って同じように積み上げます。
やっぱり具体物なんだね
小学校受験は何をするにも具体物から始めるのが一番の近道なんだ
積み木は、くもん出版の図形キューブつみきがおすすめ。
この積み木は、本当にお世話になりました。
子どもが持ちやすい大きさで4種類の色も付いています。
様々な問題でお世話になりました。
積み木の問題が出てきたら、積み木で同じように積み上げられるかをチェックしましょう
積み木を積み上げられないのに、ペーパーで数えられないからな
積み上げられない問題があったら、どこができていないのかチェックしよう
ペーパーでの積み木の数え方(基礎編)
具体物を用いて積み上げることができたら、ペーパーの問題を解いてみましょう。
いち、に、さん
赤い線のように一番上の積み木に積み上げられている数だけ数えながらチェックします。
馴れないうちは 「1、2、3」と声に出しながら数えます。
し、ご
次からも、積み上げられている数だけチェックします。
「4,5」とこちらも声を出しながら数えます。
ろく、なな、はち
最後に、1段しかない積み木を数えます。
「6,7,8」と数えて、答えが出ます。
リズムよく速く数えましょう!
こんな風に通っている教室の先生から言われるかもしれないが、お子さんによっては数えるのが難しい場合もあるだろう。
でも、正しく数えることもできていないのにスピードアップするのは危険!
馴れないうちは、正しく数える方を優先する方がいいぞ。
繰り返し練習をすることで、だんだん数えるのも速くなってきます
もし、線を引きながら数えられない時は、最後に線の数を数えるといいぞ
積み木の問題3
先ほどの方法だと、簡単に数えることができませんか?
積み木を使っての練習、ペーパーでの練習も繰り返しすることで空間認識の力がついてくるぞ。
ペーパーでの積み木の数え方(発展編)
もっと馴れてきたら下のように解くことができます。
4つの積み木を1つの塊としてみます。
よん、ご!
うちのこ、1からじゃないと数えられないんだけど・・・
4,5と途中から数えられない子も結構いるんだ。途中から数えるには数唱の力が必要になってくるから、練習が必要なんだ
次に小学校受験の教室でもよく言われれる8個の積み木の塊で考える方法。
同じ大きさの小さな積み木を8個上のように積み上げたのを基本に考えます。
この積み木なら、8個の大きな立方体を少し移動させたら作ることができます。
これに気付くことができるようになれば、全部の数を数えなくても解くことができるようになります。
7個!!
と即答できるようになります。
先生から、8個の塊で見ることを教わると、どうしても8個の塊を探してしまうんだ。
でも、8個の塊を探す方が時間がかかることもある。
そんな時は、4個の塊を見つけて数えてあげたりと、臨機応変に対応できる力も必要になってくるぞ
へー、8個の塊を基本にするように言われていたから、そればかり意識していた!
8個の塊ばかりを意識すると、数えるのが遅くなる場合があるから気を付けないといけないな