小学校受験では、ペーパーと呼ばれる筆記試験、行動観察、口頭試問、面接など様々な角度から受験生の力を見られます。
その中でもしりとりは良く出題されます。
口頭でのしりとりはご家庭でも簡単にできるので、語彙力をアップさせるためにも親子で楽しんでください。
普段からしりとりはしてくるけど、ペーパーのしりとりは苦手みたい
小学校受験のペーパーのしりとりはテクニックも必要となってくるので、コツさえつかめばできるようになりますよ
例えば次のような問題は、年中さんなら60秒以内で解くことができます。
大人なら15秒あれば十分かな?
しりとりの問題
問 しりとりが続くように、あいている所に右のカードを置きましょう
問題1
問題2
問題2は、「しりとり」ではなく、「逆しりとり(あたまとり)」をするとすんなり解くことができますよね。
「逆しりとり(あたまとり)」ってどんなの?
問題2の場合
解答はこちら【はた】→【たけのこ】→【こま】→【まつぼっくり】→【りんご】
この問題を解くとき、
【はた】→( )→( )→( )→【りんご】
空欄が3つも連続している上に【はた】の後に続く言葉は【たけのこ】【たぬき】の2つあります。
とりあえず、【たけのこ】を入れてみよう!
運良く正解の選択肢を選んだとしても、最後に
【まつぼっくり】【マイク】どっちかな。
この場合は、最後が「りんご」なのですぐに答えはわかると思います。
逆に
とりあえず【たぬき】を入れてみよう!
と思って選んだ場合は選びなおしをしないといけませんね。
あぁ、ちがった
今回の問題1、問題2は2問合わせて60秒で解かないといけません。
ゆっくりと選び直しをしている余裕はないかもしれませんね。
そんな時に便利なのが「逆しりとり(あたまとり)」です。
「しりとり」は、言葉の最後の文字を取ってつなげていきます。
「逆しりとり(あたまとり)」は、言葉の頭の文字を取ってつなげていきます。
問題2の場合だと
【りんご】→【まつぼっくり】→【こま】→【たけのこ】→【はた】
あたまの文字が最後になる言葉をさがして続けていきます。
「逆しりとり(あたまとり)」ができると、【りんご】→( )を考える時も、最後の文字が【り】になるのは【まつぼっくり】だけなので、迷わず選ぶことができるのです。
ただし、普段から「逆しりとり(あたまとり)」の練習をしておかないと余計に時間がかかってしまいます。
そんな時は同尾語を答える練習をしてみてはいかがでしょうか。
- 同尾語・同頭語の問題と解き方を紹介しています
【同尾語・同頭語】「しりとり」「逆しりとり」で得点アップする方法