当ブログでは、息子が小学校受験の勉強をしていた時に受けた実力テストや模擬試験の類題を紹介しています。
今回は、 年中の7月に受けた実力テストの同図形発見の問題を紹介します。
そのままですが、同じ図形を見つけるなら、同図形発見。
異なる図形を見つけるなら異図形発見。
大人にとっては簡単ですが、苦手なお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
同図形発見の問題
左の絵と同じ絵を見つけて〇をつけましょう。(制限時間:100秒)
配点 上段2点×2 真ん中・下段4点×2 10点満点
同図形発見の解き方のポイント
同図形発見・異図形発見は比較的簡単な問題なので、後回しにしたり、時間を割いていないこともあるかもしれませんね。
でも、この同図形発見の問題は、基礎となるので大切にしたいところです。
ここからは同図形発見の解き方のポイントを紹介していきます。
同図形発見 問1
黒丸と白丸だけの図形です。
パッと見てわかる子もいますが、早とちりしないようにはじめのうちは1つずつチェックしていきましょう。
例えば、赤く〇をつけたところに注目するのであれば、左端の選択肢は消すことができます。
次に青く囲った部分に注目すると、右から2番目の選択肢を消すことができます。
漠然と図形を眺めるのではなく、ポイントを絞ってチェックしていくと、同図形を発見できます。
この解説でわかっていただけたと思いますが、同図形発見は、異なっている部分を発見するのが一番早いです。
その時に大切なのは、どこが異なっているかを説明させることです。
なぜ、その選択肢を選んだのかを答えることができれば同図形発見での間違いはありませんよね。
同図形発見 問2
2問目は、まず図形の上部に注目してみましょう。
そうすると、選択肢が2つになりますね。
次は、下の部分を見てください。
どうですか?同じに見えませんか?
この問題、1つ選べと言われていないので、もしかしたら、答えは2つあるかもしれませんよ。
でも、しっかり見てくださいね。
青く囲った部分を見てくださいね。
見にくいですが、左から2番目の選択肢の三角は少し大きいのです。
異なる形ばかりを見ていると、大きさを見落としがちになりますので、気を付けてください。
同図形発見 問3
この問題は、建物のように見立てて眺めて見ると、屋根の部分が違っているのがわかりますよね。
わからない場合は、1つずつチェックしてみてくださいね。
青く囲った部分に注目しましたが、選択肢を減らすことはできませんでした。
最後に緑で囲った部分に注目しましょう。
そうすると・・・明らかに違う形の物がありますね。このように1つずつ丁寧に解いていきましょう。
同図形発見の指導のポイント
この問題の息子の点数は8点でした。
平均点は6.3点なので、割とみんなできているという感じでしょうか。
同図形発見って、大人にとってみたら簡単な問題なんですよね。
だから、子どもが解けないと、イライラしませんか?
早く他の問題(数の問題や重ね図形など)を解いて欲しいから、ヒントを与えてしまいませんか?
しかも、答えを教えているのと同じようなヒントを与えているんです。
ほら、帽子をみてごらん
屋根のところをみてごらん
なんて言ってしまうんですよね。
同図形発見では、絞り込んでいく方法をっマスターしていくことが大切です。
自宅学習の時であれば、じっくりと解けば良いと思います。
でも、テストとなるとそうはいきませんよね。
どうしてもわからない場合は、その問題は飛ばして、次の問題に進むことも教えてあげないといけませんね。
息子の場合は、とりあえず何か答えを書いて次に進んでいました。