息子が通っていた私立小学校の校長先生は学校説明会で
小学校受験で出題される問題は、特別なものではなく、私たちが子どもたちに就学までに身につけておいて欲しいと思っていることなんです
とお話されていました。
今回は、就学までに語彙を増しておきましょう!というお話。
「語彙を増やしましょう」って言われるけど、どうしたらいいの?
語彙を増やす方法
語彙を増やすには様々は方法があると思いますが、今回は「しりとり」と取り上げます。
しりとりは、ご家庭でも手軽に行うことができますよね。
小学校受験でも出題されるため、小学校受験対策の塾や問題集でも取り上げられています。
しりとりは、「口頭」「ペーパー」「カード」で行う場合がありますが、家庭で行うのは基本的には口頭ですよね。
口頭でしりとり
しりとりのルール
- 「ん」で終わる言葉を使わないこと
- 1度出た言葉は使わないこと
2つのルールを守りながら、遊びながら練習するといいですよね。
まずは1つ言葉を与えて、10個しりとりで言葉をつなげてみたり、30秒で何個つなげることができるのか?など楽しんでみるといいぞ
受験校でペーパーでしりとりが出題される場合は、練習をしないといけませんね。
ペーパーでしか出題されない場合でも、口頭での練習は必ずしておくこと!
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【しりとりが苦手】小学校受験は親子で遊んで合格を勝ち取ろう!
カードを使ってしりとり
口頭でのしりとりに馴れてきたら、絵カードを使ってしりとりをします。
このときの絵カードは、ご家庭でカードを手作りしても良いが市販の絵カードを使うのもいいですね。
市販の絵カードならこぐま会のしりとりカード1としりとりカード2がおすすめです。
こぐま会の絵カードの特徴
- 花・動物・昆虫・食べ物・生活用品・楽器など、身の回りにあるものを中心の絵カード
- 1組(10枚)×4組=20名の絵カードが入っています
- 40枚の絵カードをすべて「しりとり」でつなげることができる
- 絵カードのサイズが約5㎝×5㎝で子どもの手にもなじむ
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しりとりの問題1
口頭→カードでのしりとりに馴れてきたら、ペーパーでの「しりとり」にチャレンジ。
- ここにある絵を全部使って、しりとりをしましょう。
- 「ポスト」からはじめて、赤で線結びしましょう。
小学校受験の問題集でもよく見かけるしりとりの問題。
語彙を増やすのにもいいと思います。
わからない言葉が出てきたら、一緒に調べてあげて覚えるようにしてあげると、語彙は増えますよね。
問題1は、しりとりの中でもオーソドックスな問題ですね。
ポスト・・・「と」がつくものを探せば良いので、名前さえわかれば簡単ですね。
しりとりの問題2
- ここにある絵を全部使って、しりとりをしましょう。
- 「こま」で終わるように、赤で線結びしましょう。
この問題の場合、ゴールはわかっているが、スタートはわかりません。
そんなときは、「逆しりとり(あたまとり)」ができれば楽ですね。
こま・・・「こ」で終わるものを探します。
しりとりより少し難しいですが、練習しておいても良いと思います。
しりとりの問題3
ここにある絵を全部使ってしりとりをして、赤い線で結びましょう。
スタートもゴールも決まっていないのが、一番難しくなります。
いったいどこから始めたら良いのかわからない・・・
息子も苦戦していました。
問題3の簡単な解説
解き方1
まずどこからでもよいので、しりとりを始めます。(赤矢印)
この例の場合は「さいふ」から始めました。
そうすると、4つ絵が残ります。
次は、「あたまとり」をしていきます。(青矢印)
そうすると、ポストがスタートになることがわかると思います。
解き方2
赤矢印の後、再びどこからでもよいのでしりとりを始める(緑矢印)
そうすると、「ポスト」だけが余ります。
ポスト→とけい と続くので、問題は解けますね。
まとめ
今回紹介したしりとりの問題は、全ての絵を使うことができるので簡単だと思いますが、絵が余る問題もあるんですよね。
問題3のような場合、絵の数をもっと増やして、「できるだけ長くしりとりをしましょう」という鬼のような問題もあります。
絵についても、日常的に使う言葉なら子どももわかりやすいのですが、「門松」「鏡餅」など、季節限定の絵などもあったりするので、言葉自体がわからないといったこともありえるということです。
そして、絵のタッチが変わったら、何かわからないという風にならないように、いろんなタッチの絵に触れておくと良いと思います。
あとは、しりとりを楽しむことですね。
楽しみながらお勉強できるようにできればいいですよね。
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